時事随筆

TwitterやFaceBookでは書けないニュースの感想を垂れ流します

何故、朝日新聞は「誤報」するの?そして、アホは騙されるの?

www.sankei.com
予想通り産経の報道が来たので。


経緯

www.asahi.com
昨日の朝日新聞の記事、そして、私の反応の記事が下記でした。
toulezure.hatenablog.jp

時事通信によって報じられた記事と同様の内容を官房長官も発表したことによって、朝日の報道が誤りであることが指摘されています。
www.jiji.com

要旨

id:chikusa_dogの様に意図的に誤読をしたがる人が出ない様に、長くなったし初めに要旨を纏めておきます

1、私は朝日の報道を「誤報」と評価し、論拠を示しました
2、朝日新聞には疑いを晴らす機会は残されています。ボールは朝日にあります。
3、情報はバイアスを外して読みましょう

以上です。では、長くなりますのでごゆっくりどうぞ(笑)

これは見た瞬間に誤報認定案件ですよ

私には、朝日の記事を読んだ瞬間に、これは誤報になるだろうと言う確信はありました。
その理由は、とてもシンプルです。記事が本来伝えるべき内容には不必要な虚飾がなされているからですね。時事通信の報じ方では「過去の災害資料、閲覧できず」です。日本は地震の多い国ですから、関東大震災阪神大震災の資料は、今後来ると言われている大地震を前にして、防災意識の高い国民には需要の大きな資料ではないかと思うのですね。この資料が閲覧できなくなっている事は、確かに問題なのですが、これは災害資料であって「朝鮮人虐殺」の史料ではありません。(その真偽は、今回は関係ないので置きます)
にもかかわらず、朝日新聞

一部に関東大震災時の「朝鮮人虐殺」についての記述が含まれており、担当者は「内容的に批判の声が多く、掲載から7年も経つので載せない決定をした」と説明している。

として、タイトルの「削除」と合わせて、故意に史料の一部が破棄されたかのような印象を与える記述を行っていますね。これは明らかに、誘導の意図のある報じ方です。自然ではありえません。更に、

内閣府によると、この内容について「なぜこんな内容が載っているんだ」との苦情が多く、4月以降のホームページの改修に合わせ、安政の大地震雲仙普賢岳噴火などを含め、すべての報告書の掲載を取りやめることにしたという。

と報じています。森友騒動では、証拠がなくとも二か月に渡って騒ぎ立てる事が出来た人々に、こんな分かり易いエサを与えるのは全く価値のない行動です。全然、合理性がないんですね。


これら2点を踏まえると、自然と、これは誤報なのではないか?と感じるはずです。

今後、朝日が採るべき行動から、「誤報を認め謝罪」が消えるのであれば「情報源の秘匿の原則を守りつつ、物証によって「担当者」が実在し、コメントが作文ではなく、記事が「誤報」でないことを提示する」以外に、「誤報」をやらかしたって印象が拭われることもないでしょう。

「記事は、内閣府の担当者への取材に基づいて執筆したものです。詳細な取材経過や相手方の発言などについては、回答を差し控えさせていただきます」

朝日は、これで終わりにしたいようだけど、これで終わらせていい話ではないですね。「誤報」だったのか?そうでないのか?明確にすべきでしょう。疑われた側が証明する必要がある、そうでしたね?w

何故、朝日は誤報をするのだろう?

朝日新聞が、毎度の様に、凝りもせずに、こんな無様すぎる「誤報」を繰り返すのは、やはり「角度を付ける」報道のせいでしょう。
blogos.com

森友新喜劇で完敗してしまった朝日新聞は、最近焦りまくってるのか「角度のついた」記事が目立っています。
www.asahi.com
こんなの報じる必要がありますか?法は恣意的な解釈の出来ない様な記述を行う必要がありますが、首相の受け答えが条文になる訳ではない。条文に突っ込みどころがあるなら理解できますが、口頭での受け答えの一言に拘泥するのは、全く理解できない行動です。そして、これを「大問題」であるように報じる朝日新聞の余裕のなさが際立つんですね。テロ等準備法案を嫌う朝日が付けた角度なのでしょうが、不利にしかならない報道です。

www.buzznews.jp
朝日が大問題だというものも、まともな人が見るとこうなるんですよ。安倍首相が全てにおいて大人の対応だったとは言いませんが、それ以上に山尾はあり得ない。無能ですね。

多くの有権者や読者はバカではないので騙されないし、民進党朝日新聞を見捨てつつあるのは支持率や購買数減少などが示しています。ですが、どうしても、朝日新聞に騙されてしまう人がいる。嘆かわしい事です。


特に、今回の「角度のついた」「誤報」を史料の削除だと認識して、歴史修正主義と批判していた人々には救いがないです。朝日新聞のつけた角度に気持ちいい位に転がされていて、情報を読み取る能力が皆無に近いんだなって思いますよ。まるで誘蛾灯に引き寄せられた蛾ですが、そんな事じゃ、人生損するばかりですよ?情報を咀嚼する能力は、社会人の基本素養なんですから・・・


政治によって決定される未来は、私を含む、国民の多くの人生に影響します。つまり、このような、情報リテラシーの低すぎる連中の望むような政権が誕生すれば、その影響を私たちの人生も受けるんですよね。絶対に、民主党政権の悲劇だけは二度と起こしてはならないと強く思いました。私は幸せでありたいのでね。

続報

www.buzzfeed.com
決定打でしょうね。是非、朝日新聞が訂正記事を出すまで追い込んでほしいけど、内閣府も暇ではないと。まぁ朝日新聞の「誤報」に踊って、とんちんかんな事を言ってた人は不明を恥じつつ人生を見つめなおすといいですよw

「そこの部分は見解に齟齬がありますが、言った言わないということをしてもこれ以上仕方ないので……」

担当者のどなたかの発言を「角度をつけて」理解して記事にしたと言うような事でしょうか。どんな発言に、どんな「角度を付けた」のか知りたいですが、BuzzFeedさんもここで打ち止めですかね。

追記

丁度言いたいこともあったので、お答えしておきましょう

id:ss-vt id:toulezure 客観的に見れば現段階では「内閣府はこう言っている」以上ではないよ。

違います。客観的に見れば、現在は
朝日新聞が担当者のコメントと共に意図的な削除を指摘し、内閣府および時事通信が事実と異なると伝えており、朝日新聞の誤報が指摘されている段階です。
前後の文脈を無視して都合のいい所だけを見ている、ご自身のバイアスの強さが理解できますか?


現状、朝日新聞には自身の誤報の疑いを晴らす機会は残されています。各報道機関が朝日の誤報だと断定する調査報道を行えば、その瞬間にその機会も失われてしまいますので、疑いを晴らすのならば早い方が良いでしょう。


これだけ分かりやすく書いても、まだ誤読する人が居そうなので、例を重ねましょう。
山本大臣のコメントが誤認であったと、報じられました。
www.huffingtonpost.jp


山本大臣に残されている選択肢は、事実誤認を認め謝罪するか、ご自身の正しさを示すしかありません。それが叶うまでは、山本大臣は公式に事実誤認が指摘された段階=事実誤認をしている状態ですね。

これと朝日新聞は同じです。政府サイドからは「誤報」を指摘されています。
いいですか?w官憲嫌い、産経新聞嫌いは結構ですが、時事通信や何より「当事者である内閣府」自身に否定されている事が重要なんですよ?ボールがどちらにあるのか分かりますか?

今後の予想を。
各報道機関は、朝日の誤報を放置しないでしょう。もう朝日が自身の潔白を証明するのに残された時間は長くないでしょうから、頑張ってほしいもんです。

再追記

id:el-condor
やはり、これは教えてあげないとダメでしょうね。

これが官僚的弁解である可能性を理解する感性がないとか恰も産経が誤報がないような記述

これが既にバイアスなんですが、理解できますか?私とあなたの差が。

私は、朝日新聞の報道の内容に対して、明らかに不必要な虚飾が含まれている事を起点に「誤報」の疑いを持ちました。虚飾を付加する意味を考えるきっかけになった訳ですね。まず朝日新聞であるかどうかなど関係ありません。報道の内容がおかしいから疑いを持ったのです。

これが官僚的弁解である可能性を理解する感性がないとか恰も産経が誤報がないような記述

と言うような、思い込みや自身の価値観などは判断の起点になっていません。それは判断基準にはなりません。まして報道が産経であるかなど関係ありません。昨日の私の記事でも、BuzzFeedなり産経なりが反応するだろうと書いてます。私にとっては私の予測に沿って行動した報道機関でしかありません。

矛盾、疑問を感じる内容と、煽情的なタイトル。迂闊に受け取ると危険な匂いのする記事。BuzzFeedあたりの調査報道待ちで、備忘の為、ブコメ。念のために魚拓→https://archive.is/KmvcZ

説明を加えてあげると、私の評価、および政府コメントは「誤報」を指摘する内容ですが、同時に朝日にはそれを挽回するチャンスがあるとも書いていますよね?何度も言わないと理解できない子が多いので言いますが、現在、ボールは朝日新聞が持っている。みんな、そのボールが帰ってくるのを待っているんですよ。
何故ならば、「誤報」だと指摘がありましたが、まだ確定している事実ではないからですね。

事実のみを見て正誤を考えるようにならないと、ダメなんじゃないですかね?

まぁ、あらかたこんな所で、読者諸兄には伝わったと思います。
ここまでご覧いただいた皆様、ありがとうございました!

「誤報」に関して続きを書きました。
toulezure.hatenablog.jp