時事随筆

TwitterやFaceBookでは書けないニュースの感想を垂れ流します

嫌な匂いのする記事ですね

続報があれば加筆する前提で

www.asahi.com


印象に過ぎないですけど、正直、この記事は臭いんですよね。
まず、「朝鮮人虐殺」をタイトルに持ってくる理由がないでしょう。
災害教訓の報告書が消えた事が問題というならば、自然災害関連の教訓が民間人から簡単に参照できなくなった事の方が意味合いが大きい。でも、記事の中心はあくまで「朝鮮人虐殺」ですね。それも、あたかも記録抹消の様な印象を与える様に書いています。災害教訓が参照できなくなったという記事で、こんな事をする意味がありますか?一部読者の共感を誘うための無用な扇動に見えます。

担当者は「内容的に批判の声が多く、掲載から7年も経つので載せない決定をした」と説明している。

担当者の説明も要領を得ないですね。疑問しか感じない回答です。掲載はしないが配布はしているなどの事から、報告書に対する所管や扱いが変化した事は明らかでしょうが、記事からはその内容は不明ですね。


以前あった議事録削除の様に、記事の全域にわたって嫌な匂いのする記事です。自分で理由が検証できるようなものでもないので真偽が分からないのがもどかしいし、自分で質問メールを打っても、おそらくは何もないでしょう。BuzzFeedさんあたりが、何か「漏れている事実や背景」があれば記事にしてくれたらいいなと期待しています。と言う訳で続報待ち。


書いてる事実以上の合理的な理由がないのであれば、クレームと同様に掲載を求める声を伝えて、再掲載させればいいと思います。
防災の為の情報がそこにあることで救われる人が居ても誰も損はしません。

追記

nettv.gov-online.go.jp
官房長官によって正式に記事は否定されました。これが、内閣府の公式見解でしょう。

では、

担当者は「内容的に批判の声が多く、掲載から7年も経つので載せない決定をした」と説明している。

内閣府によると、この内容について「なぜこんな内容が載っているんだ」との苦情が多く、4月以降のホームページの改修に合わせ、安政の大地震雲仙普賢岳噴火などを含め、すべての報告書の掲載を取りやめることにしたという。

は、明らかに公式見解とは異なるもので、情報の出所が正しくない場合、ねつ造と呼んでいい情報となるでしょう。従って、朝日新聞の次の行動は、
1、「誤報(朝日の言う所の)」であることを認め謝罪し記事を撤回する 
2、署名記者である山本記者の記者生命をかけて、情報源となる「内閣府によると」の公式見解の発信者と、「担当者」の存在を、情報源の秘匿の原則を守りつつ物証によって示す

でなければなりません。

もう既に、この記事に対しては、公式見解によって、朝日新聞記事に掲示した二つの情報源の捏造疑惑を持たざるを得ない段階に入ったということは確実でしょう。
情報源がねつ造でなければ、官房長官内閣府の担当者が嘘をついていることになります。朝日新聞が狂喜乱舞することでしょうが、誰かが首と信用をかけるにしては、あまりに安いウソです。どちらもね。

明日には、各社の記事が出てきそうなので、その時にでも。
これまでのところ、「あぁやっぱりね」という感想です。朝日新聞が署名記事で、これほどの明らかな誤報を飛ばす、という事の持つ意味は小さくはないんですよ。さて朝日新聞は、どうでるのでしょう。まさかの沈黙?それは産経が許さない感じがしますね。