時事随筆

TwitterやFaceBookでは書けないニュースの感想を垂れ流します

自滅した事が分からない、地縛霊の様なサヨクたち

政府に問題があるなら指摘する事は当然です、が、政府が相手ならば何をしてもいいという事ではない。政治家は常に批判に晒されていても良いけれど、政治家が疑わしいだけで罪を問われるようでは法は機能してない、これは当たり前の事です。

www.yomu-kokkai.com


まだ、問題を終わらせてしまったのが他ならぬ野党とその周辺だという事が分からないらしい。森友騒動は、野党と活動家が安倍首相の首を獲る事に拘りだした時点で変質して、首相夫人をターゲットにし、夫人を攻撃する事をとどまらせる存在や意見が全くない(としか見えなかった)時点で終わりました。

私は何も難しいことを言っているのではない。国会は法案を成立させる立法府であると同時に、予算の執行を承認する権力の検証機関であり、司法ではない。そこでは「推定無罪」の原則が働くわけではない。行政府は立法府において真摯に疑惑に答える義務がある。それが三権分立というものだ。

首相夫人は、国家元首だろうか?首相だろうか?閣僚だろうか?政治家だろうか?全てにおいて、答えはNOですね。厳密に言えば公人として扱われるべきではあっても、私人にすぎないし、我々と変わらないのです。当然ながら『「推定無罪」の原則が働く』ので、『「有罪判決が確定する」までは容疑者・被告人は無辜の市民に近づけて扱われるべき』存在でもあります。証人喚問を要求するにあたって、当然のことだが、納得できるだけの証拠が必要だった所、出してきたのがこれだった訳ですよ。
news.yahoo.co.jp
この証拠らしきもの、が出てきた瞬間に、それまで夫人を執拗に責め続けていた言葉の持つ過剰な攻撃力が反転して、批判の先頭に立っていた野党の信頼を破壊しました。



その後の籠池氏の証人喚問によって、籠池氏の犯罪(既に特捜マターになった)が指摘された事と合わせて、野党およびその周辺活動家の吐き出す言葉に対する信頼は『マイナス』に振りきれたと言ってもいいでしょう。証拠もなく、国民の支持もない、追及を行うために必要となる「疑惑の存在に対する信用」は「野党が吐く言葉への不信感」で上書きされたと言う訳です。

私は単に「適切に説明するための資料を出せ」と言っているだけだ。例えばそれは、森友学園財務省大阪府の交渉資料などだ。それに反対する人はいるのだろうか?
そして、もし資料を提出できないのであれば、それは説明責任を果たしているとはいえず、外形的に疑惑は払拭されない、ということになる。

問題に正面から向き合っていれば、反対する人などいなかったでしょう。しかし、その言葉を吐く人を信頼する国民は、ごく少数になってしまった。
最初のボタンのかけ間違いの時に、声を大にして間違いを正すべきでしたね。安倍首相夫人を攻撃するのは、無意味だとね。


問題の本質から逸れて行く中で、言うべき時に言うべきことを言わず、地縛霊の様に恨み言を言うだけ無駄というものです。

この問題は確かに存在したのだ。前例のない、極めて安い金額で国有地は払い下げられたのだ。それは事実であり、誰かが何かの便宜を図ったのだ。

過去形ですね。その通り、もう野党の望む形での決着は出来なくなりました。それは過去の話になりました。本件は既に特捜マターになったので、検察によって籠池氏の捜査が進む過程で、大阪府財務省との関係性が明らかになるのを待つしかないでしょう。愚かにも証人喚問によって出来た空白の時間で籠池側にも証拠隠滅を図る余裕が出来たので、難しくはなったと思いますが、そこで決定的な証拠が出て来た段階で批判を強めていれば、安倍首相の関与が全くなくとも、自民党への逆風になったに違いないとは思います。


「関わっていれば首相どころか議員も辞める」という、どれほど確信を持っていても言うべきではない(証拠を捏造してでも攻撃する動機を与えますからね)と今でも言えるくらいの、蛇足でしかない失言に釣られた完全な自滅ですね。この見事な自滅によって、都議選を前に既に12人の民進党議員が離党し、長島氏が離党し、細野氏が代表代行を辞職しました。安倍内閣を吹き飛ばす爆弾は投げる前に自陣で爆発したようです。まことに、ご愁傷様。

野党は証拠もないのに騒いでいるだけで税金の無駄遣いだ…といいたいのだろうか。

いいえ。野党とマスコミ、そしてはてブで喝采をあげていた人々の様な支持者、それらすべてが罪のない人間を証拠もなく責め続ける異常者だと思っています。理念もくそもない、道理が通らない。何を信頼すればいいと言うのでしょう。こう思っているのは、もう私の様な保守寄りの有権者だけではないでしょう。
this.kiji.is
首相への信頼ではなくて、野党への不信がこの数字になっている、この事の持つ意味をどうにも野党とその周辺は分かってない。信頼は簡単に破壊出来て、再構築するのは難しいんですよ。個人も政党も同じです。ここまで不信感を育てると、10年かけて理知的に活動しても信頼を得るのは至難だと思いますよ。私はもう民進党を政党とは思ってません。週間文春第二編集部国会派出所って所ですか。

追記

id:mobile_neko 野党側の失策はいつもの事として、なんで与党の関係者や支持者はこの件について他人事みたいな態度なんだろう。省庁の記録軽視や情報公開の不徹底は国民や与党にとってこそ不利益だと思うんだけどなあ。

もっともな意見だと思います。

ほかの人は知りませんが、『現時点では』安倍政権に代わる政権を必要としてない所に問題解決ではなく、内閣打倒を目的にすれば、主張の矛盾や行動の非をいちいち列挙して、間違いを指摘せざるを得ないでしょう。

野党側は安倍首相の首を獲りたい、内閣打倒に繋げたい、と邪心まるだしで攻撃を繰り返していた訳で、協力して問題を解明するスタンスとは程遠かった事が、与党の協力は得られない理由の一つでしょう。防刃チョッキを着てピストルを持っている相手に、ナイフを見せびらかせつつ交渉を迫れば、結果は自明ですね。しかも、自分たちが政権をもっていた時とも無関係な話ではないのにも関わらず、という事ではないでしょうかね。

幸い、問題の一部は検察が解くでしょうから、その結果に期待しましょう。