時事随筆

TwitterやFaceBookでは書けないニュースの感想を垂れ流します

それでも嘘を吐き続ける人

ブログにでも感想を吐き出しておかないと、うっかりとTwitterなんかで罵倒したくなる様なニュースが不思議と毎日のようにあるもんで困ったものです。
本日はこれですね。
headlines.yahoo.co.jp
はてなブックマーク - 台湾政府の許可証受理せず=蓮舫氏の手続き不備か―金田法相 (時事通信) - Yahoo!ニュース


蓮舫氏もキャンギャルの様な所から野心をもって政党代表まで登りつめた野心家ですから、普通に考えたらバカのはずがなく、十分な実務能力と類まれな知性があり、この場面で嘘を吐き続けるメリットがないことも明確に理解できているはずでしょうが、どこまでも口から出た言葉が嘘になっていくという際どい立ち位置になっていて呆れてしまいますね。これが日本の野党第一党の代表ですよ。


二重国籍に対しては、蓮舫氏を厳しく批判する方面から国籍法違反であるとか国会議員であること自体も適格ではない可能性が指摘されている(蓮舫代表はなぜ戸籍謄本を見せられないのか – アゴラ)のですが、法案が制定された時代とは異なり国際化が進んでいる現在では、二重国籍が国籍法違反である事実、そのものが現実に即してないと考える人もすくなくないでしょう。私を含む世間の多数は、何らかの処罰を受けることも含めミスを清算すれば良い、という立場だったことは蓮舫氏の代表就任時の世論(民進党・蓮舫代表に「期待する」54%|日テレNEWS24)からも言えます。

mainichi.jp

蓮舫氏が日本籍を選び台湾政府に書類を提出した後に「台湾政府に書類が受理されれれば終了」だと述べた会見の時点で、国民にとっては終わったことでしたし、彼女にとっても致命傷にならず、今後の国会で議員の二重国籍に関する議論が深まる機会にもなれば、主導した場合の蓮舫氏の印象は更によくなる可能性すらあった・・・のですが、全ては水の泡です。彼女自身のコメントが二転三転し続けていた時に、多数の人が持ったであろう「嘘つき」の印象が薄れてしまう前に今回の報道です。この報道は、蓮舫氏についてしまったマイナスイメージを更に強くするでしょう。


彼女にとって、政治家として大事な局面だったことは間違いありません。有権者は、問題を清算するためにどんな手続きが必要なのかは疎漏がないように調べただろう、という期待を見事に裏切られました。日本政府に書類を提出しなければ何も終わらないことを知っていたにも関わらず「台湾政府に書類が受理されれば終了」だと答えたなら大嘘を吐いた事になります。それを知らなかったとしたら無能もいい所ですが、正確な手続きについて官僚に尋ねればいい事なのですから、知らないはずがないと考えるのが普通でしょう。虚言を弄した印象が強まるばかりです。こんな代表の居る党が、まともな政治が出来るのでしょうか?


代表就任以来、我々国民が議論を進めて欲しいTPPなどの問題をなげうってまで、蓮舫氏の国籍法違反の疑い同様の揚げ足取りに終始していた民進党の代表の嘘は、今後のあらゆる批判を「どの口がほざく?」という失笑を誘うだけであって何の得にもならない事は分かっているはずです。民進党自民党に対抗しうる野党になるには、こんなつまらない失敗など重ねるべきではありません。この期に及んで虚言を弄してないで、問題があるのなら全てを明らかにして謝罪すべきは謝罪しなければ民進党の支持率も下がるばかりになるでしょう。

なんとも愚かな事です。

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